良くマルチタイトルが発売されると「PS3オンリーならもっと出来が良くなる」などと仰る方がおりますが、果たしてそうでしょうか？
PS3の方が性能が良いと言った場合、大体理由がこの2つになります。
- CELLはすばらしいCPU
- BD-ROMは大容量
一見すると、この２つは理にかなってるように見えます。しかし、本当にこれが正しいのでしょうか？
まずCPUですが、「PS3でしか作れない」とセガ社員がインタビューで答えたVF5は気が付けばXbox360でも発売されてます。しかも、PS3にはないオンライン対戦モードまで付いています。これでもCELLが優れているとでも？
次にBD-ROMの大容量ですが、確かにBDはDVDの数倍の容量です。しかし、容量がどれだけあろうと一度に処理できるデータ量はメモリ容量に依存します。そして、PS3のメモリは256MBでXbox360は512MBです。ただXbox360の場合、ビデオメモリと共用なので全て使えるわけではありませんが、メモリ容量は双方ほぼ差がないことが分かります。即ち、BDの大容量はPS3を優位にするものではありません。容量が足りなければ複数枚組にすれば良いだけです。強いてBDを使用する利点を上げるとするならば、「ディスク入れ替えの手間が省ける」くらいでしょう。これもDVDに収まる容量のゲームなら何の問題もありません。第一データ容量＝ゲームのクオリティという考え方に問題があります。ドラクエ７を作ってるとき堀井雄二氏が「CD-ROMで容量が増えたと喜んだけど、メモリがSFCと変わらないから結局SFCと変わらない」と雑誌のインタビューに答えていました。
というわけで、PS3優位を象徴する２点が実は優位を象徴していないということを御理解いただけたでしょうか？もっとも、「PS3オンリータイトルで他を圧倒するようなものはあるか？」と問いかければ説明不要ですがｗ
6 件のコメント:
「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」
があります。
このタイトルはゲーム史上に輝くマスターピースとなるでしょう。
出てから言いましょうよ、そう言うことは。
喧嘩はやめて！
http://anime.geocities.yahoo.co.jp/gl/playstationbookmark/view/20080501/1209637249
明らかにゲーム史に残る、いや世界史にも残るゲームであるGTA4がDVD1枚で発売され、圧倒的なクォリティと物量を実現しています。
しかもインストール不要。
開発費も史上最高の1億ドル、開発期間は4年。
GTA4は資金回収が見込めますからいいですが、これ以上の巨大プロジェクトが果たしてゲーム業界で今後あるのかと言われたらまず無いでしょう。
そこにあるのはDVDの壁ではなく、開発費、開発期間の壁です。
GTA4を目の当たりにした開発者はむしろ、DVD1枚の可能性を感じたんじゃないかな
非常に長いコメントになっています。
現在のデータの圧縮技術は非常に優れているので少なくともゲームのメディアがブルーレイである必要はないでしょう。
で、セルぷろせっさに関しては私個人としてはどうなの？と思います。あのマルチコアをフル稼働させれば多分すごいんでしょうが、まぁ無理でしょうｗ
某３のメーカーさんはソフト屋さんにかなづちと釘を用意せず、まず道具から作ってしかも次世代のクオリティーを実現してくださいという。へたに作ると各コアのパワー不足で処理落ちするする。
サンロクと同じ出来でやろうとするだけでも倍近く手間がかかるらしいです。並みのゲーム会社じゃ難しいですよね。特に日本国内いまソフト屋さん乱立してますけどDSやWiiレベルでいっぱいいっぱいです。某3を扱うには向こう1、２年はかかるでしょうね。
現状の某3オリジナルタイトルを見てみるとどれも微妙ですよね。G無双にいたってはPS２版の出来に泣きましたねwグランツーはすごいかなと思いましたが・・・ゲームとしてはどうかなと。同じレースゲーならフォルツァの方が遊び要素が多くてお勧めです。ハイデフ(笑)なのはすべてサンロクでも出てます。しかも某3の方だと処理落ちするタイトルが多いらしく、実際初期のマルチタイトルのソニックアドベンチャーは某3版、処理落ちします。
ここに来てMGS４。私はサンロク派なので少し複雑ですがこのタイトルは応援したいタイトルです。
このタイトルは多分現状で日本のメーカーが海外のクオリティまたは技術力開発力を超えることが出来るかどうか、これ以降日本は海外のゲームメーカーと戦っていけるのかどうか、ということを示す指標になっているような気がします。某3がでて1年半、サンロクが出て2年半、名だたるメーカーはそれぞれのエンジンを完成させつつあります。某3がこれからマルチタイトルばかりになるかもしれなくてもこれは見守っていきたいと思います。
最後に、長くてすいませんでした。
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