2008年4月22日火曜日

PS3研究室: 2008年は北米でPS3が逆転か

などと、研究室で述べてますが、良く記事をみると、

Ben Kuchera氏の分析では3月はソニーの月でした。クチェラ氏は「今月はソニーにとっていい月だった」と述べています。

そう、ソニーにとってです。PS3にとってではありません。事実、続けてこのように述べてます。

NPD調べ3月にPS3は25万7000台を販売し、Xbox360に僅か5000台差に迫っておりPSPはWiiとDSに次いで3位に付けています。PS2は発売から8年目で依然として21万6000台と現役セールスを記録しています。

要はPSP,PS2,PS3を合わせると良い月だったわけです。しかし、これだけで終わらないのが研究室!この発表をもってPS3逆転と言います。

ソニーの発表ではPS3のハードウェアセールスは前年比98%の伸びを見せ、ソフトウェアは139%の伸びを叩きだしているとのこと。今月一番売れたソフトはArmy of Twoで22万4900本。そしてこれから発売予定のPS3独占ラインナップについてソニーは「超大作の瀑布」と述べており、メタルギアソリッド4やリトルビックプラネットやレジスタンス2やSOCOMやグランツーリスモ5プロローグを挙げています。

えー、まず最初にソニーの発表なんで客観性に欠けてますwさらに、今月一番売れた「Army of Two」はマルチタイトルです。当然Xbox360でも発売されています。一番売れたのがマルチタイトルというのはどうなんでしょうね?

さらに続けて、

そしてマイクロソフトについてクチェラ氏は「先月も言ったけど、ソニーがデッキに入れているようなリリーススケジュールがない」と述べており、また「MSのファーストパーティ製ソフトへの待ち需要がない。そのせいで任天堂がたやすく市場を支配した」とのこと。「Gears2」や「Halo wars」はハードを牽引するものではないということでしょうね。

などと言ってますが、「GoW2」や「Halo Wars」がハードを牽引できないというのはどうでしょうか?PS3で言えば、「MGS4」や「GT5」がハードを牽引できないというのと同じことです。

以上から根拠に欠けるPS3逆転の資料ですが、とどめがあります。

クチェラ氏は「任天堂圧勝」の認識ですが、ソフトの開発ライン自体がPS3や360と違うので任天堂を消去して1~3月トータルは「PS3圧勝」という結論に書き換えられます。

読めば分かるとおり、分析をしたクチェラ氏は任天堂の圧勝と述べてます。そこを開発ラインが違うの一言で、しかも3月の分析結果を見て1~3月トータルで「PS3圧勝」と結論付けてしまいます。普通開発ラインは機種ごとに別ですし、1,2月の分析結果は?と思いますが、ここまでくると「お見事」としか言えませんw

PS3研究室: 2008年は北米でPS3が逆転か

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